みなさんは普段の生活でお札や硬貨などの現金はどのように取り扱っていますか?
最近は電子マネーやクレジットカードなどのキャッシュレス決済をポイント還元やその利便性の観点から支払方法として活用している人も増えてきていますが、まだまだ現金のみ取り扱いのお店も多いように感じます
そんな中には
という読者の方もいるのではないでしょうか?
実は2022年から小銭の取り扱いについては要注意なんです
なぜなら2022年からゆうちょ銀行で硬貨取り扱いに関するサービス変更が公表されたからです
私もこれまでおつりで500円玉を手にすると自宅で貯金していましたが、今回のゆうちょ銀行サービス変更を受けて現金預金をやめました
この記事では現金貯金をやめる背景となったゆうちょ銀行の現金取り扱いサービス変更内容の詳細に加えて現金取り扱いが不利となった状況を受けての今後の対策について紹介していきます
- ゆうちょ銀行をメインの銀行として使っている人
- 普段から現金を主に使用している人
- 今後の現金の取り扱いをどうすべきか悩んでいる人
- 節約のために自宅で貯金箱を使って貯金している人
本記事を読んで頂くことによるメリットは以下の通りです
- 資産形成でも重要な損しない方法を学べる
- 現金からキャッシュレス決済に移行するメリットを詳しく学べる
- キャッシュレス決済に移行してスマートな生活を実現できる
先に記事の結論からお伝えしますが
本記事でお伝えしたい現金取り扱いサービスの変更を受けて取るべき行動は以下の通りです
それでは以降の内容からまずはサービス変更の概要から解説していますので詳しくは記事の内容を読んでみてください
ゆうちょ銀行サービス料金の改悪内容について
それでは始めに今回取り上げているゆうちょ銀行のサービス料金の新設・改定に関する内容を紹介していきます
解説内容は次の通りです
それではそれぞれの内容について説明していきます
サービス料金新設・改定は2022年1月17日から
まず今回のサービス料金の変更に関する改定の実施について
改定開始日は2022年1月17日です
詳細情報については公式のリンクも貼り付けておきますが、本記事ではポイントを絞って解説していきます
【ATM】駅・コンビニなどのATM利用が有料に
最初の改定項目はATM利用における手数料がかかるようになったという内容です
給料日後の引き出しや現金での買い物で手持ちのお金が無くなった場合だとよく利用シーンもあるのではないでしょうか
特に時間帯やATM設置場所について何も気にせず現金を引き出す人には大きな影響になる改定事項になります
ATM設置場所 | 改定前 | 改定後 |
郵便局・ゆうちょ銀行 | 無料 | 無料 |
駅・ショッピングセンター・ファミリーマートなど | 無料 | 一部時間帯で有料 |
今回の改定にて有料化になったのは赤字の「駅・ショッピングセンター・ファミリーマート」でのATM利用シーンについてです
一部時間帯の詳細については以下の時間帯において手数料が110円発生します
仮にATMを手数料のかかる時間帯で毎週2回利用した場合
110円×8(週/月)×12(月/年)=9600円/年
年間何もせずに約10,000円を無駄にしているという計算になります
などの意見もあるかもしれないですが、本質的にはこの手数料を払うことは無駄でしかないという認識を持って頂くことが重要です
【ATM】硬貨の預入・払戻に手数料が発生(枚数に応じて設定)
次に硬貨の預入や払戻における手数料に関する改定の内容です
こちらは特に自宅で貯金箱を使って硬貨を貯めている人に該当するケースになります

ちなみに2021年はトータルで60,000円以上をつくることができました
●硬貨を伴う【払戻し】にかかる料金
硬貨枚数 | 料金 |
1〜25枚 | 110円 |
25〜50枚 | 220円 |
51〜100枚 | 330円 |
●硬貨を伴う【払戻し】にかかる料金
硬貨枚数 | 料金 |
1枚以上 | 110円 |
ここで注意点としては硬貨を預ける金額の大きさで手数料が決まるのではなく
硬貨の枚数に応じて手数料が決まってくるという点です
例として私のケースで考えると500円玉を120枚所有している場合
合計金額だと500円×120枚=60,000円 になりますがこれを2022年1月17日以降でゆうちょの口座に入金した場合には1回の取引の上限枚数が100枚となっており
100枚分の手数料330円と20枚分の手数料110円を支払う必要があります
したがって入金するだけにも関わらず60,000円の中で440円が手数料で引かれるという計算です
これは500円玉のみのケースですが、それでは次に10円玉を120枚所有していた場合だといかがでしょうか
手数料は枚数が同じく440円ですが、今度は硬貨の入金金額は1200円のみです
これが今回一番お伝えしたい私が硬貨の貯金を辞めた最大の理由になっています
ちなみにサービス改定までなら無料で入金可能ですので貯金箱に大量の硬貨が入っている人は早めに口座へ入金することをおすすめします
【窓口】硬貨の預入・払戻に手数料が発生(無料の条件もある)
次に窓口での手数料に関する改定内容です
硬貨枚数 | 料金 |
1〜50枚 | 無料 |
51〜100枚 | 550円 |
101〜500枚 | 825円 |
501〜1,000枚 | 1,100円 |
1,001枚以上 | 500枚ごとに550円加算 |
こちらも硬貨の金額の大きさではなく、硬貨の枚数に応じた手数料になりますので注意が必要です
ATM取引との違いに関してまとめると
しかしここで抑えておきたいのは太字で示した「手数料的には」という表現です
1円や5円を枚数にカウントするとそもそも貯金には手数料負けして貯金にならないので早めの入金が重要です
また窓口での入金について1〜50枚までは無料で手続きが可能です
仮に1月17日の改定後でないと手続きをする人は1度に50枚ずつとして複数回に取引を分割することで無料で入金できるという抜け道もありますので参考にしてみて下さい
【窓口】金種指定に手数料が発生(枚数カウント方法に注意)
続いては少しレアなケースになる貯金の払戻しの際の「金種指定」の際の手数料に関する内容です
こちらも先ほどまでの硬貨の入金の時と同様に指定した枚数に応じて手数料が発生します
指定後合計枚数 | 料金 |
1〜50枚 | 無料 |
51〜100枚 | 550円 |
101〜500枚 | 825円 |
501〜1,000枚 | 1,100円 |
1,001枚以上 | 500枚ごとに550円加算 |
手数料の表は窓口での硬貨の取扱と同様になっています
知らずに実は手数料が相当かかっていたということの無いようにしっかりと改定内容を確認しておいてくださいね
【各種支払サービス】現金支払の場合には手数料110円加算
最後の説明は「各種支払サービス」における現金での取扱についてです
従来は記載の金額以外の支払は料金払込人負担の記載がある払込取扱票の場合には口座支払でも現金支払でも一律で152円の手数料がかかっていました
ここからサービス改定後は現金での支払においては手数料からさらに110円の加算が設定されました
毎月現金で各種支払サービスを払込取扱表を用いておこなっている人はこの手数料を毎月払うようになります
【結論】ゆうちょ銀行サービス料金改悪への対策5選
それでは先に述べた「ゆうちょ銀行サービス料金変更」を受けた上で『損をしない!』ための対応策5選を述べていきます
給与振込・生活費支払用の口座をネット銀行に変更
まずはネット銀行をメインバンクとして活用するという方法対策案を紹介します
ゆうちょ銀行を給与の振り込み口座として現金支払いをメインに行なっている人はどうしてもATMから現金を引き下ろす作業が年間に何回も必要になります
そのため今回の手数料がかかるケースが増えたことによる影響が非常に大きく年間に換算すると数万円になるケースもあります
一方でネット銀行であればATMから現金を引き出す際の手数料を最小限に抑えることも可能ですので今回の改悪に対する対応策として有効な手段になります
最近では楽天銀行のような入金額に応じて月数回は手数料が無料にできる銀行も話題になっています
意外と月に数回無料というルールがあると回数を意識して無駄な支出も無くなります
クレジットカード・電子マネーを使用
次に今回の手数料の話については現金利用に対する手数料がかかってしまうという根本解決として現金を使用しない生活へシフトするという提案になります
最近ではキャッシュレス決済が非常に大きなトレンドとなっています
こちらを活用するメリットとしては
各社がポイント還元売り出しており手数料どころが支払い金額に対してポイントバックの恩恵を受けれるのでこれからも伸び続けることはまず間違いないです
キャッシュレス決済に関してはメディアでもよく取り上げられており有名どころでは
など数多く存在していますので個人のクレカや銀行、証券会社との相性や普段の買い物の利便性からどれを選ぶべきかを判断すれば良いです

そもそもATMや窓口対応には人件費やメンテナンス費などの諸経費が必要になるため今後も現金を使用する人からは手数料をとるという流れが続くことは必然であり
キャッシュレス決済のデメリットの少なさから考えてもこのような現金扱いの改悪の情報を知るのは支払方法を見直す良い機会になるかと思いますのでぜひ1歩踏み出してください
ゆうちょ銀行指定の場合には手数料最小限を徹底
それでも会社の給料の支払がゆうちょ銀行へ指定されている場合や生活費の支払がどうしてもゆうちょ銀行口座を使用することが必須のケースもあります
そんな時にもただ諦めて手数料を払うのではなく
など「損をしない」ということを意識して徹底しましょう
硬貨の貯金はやめる
次に私も実際に辞めた「硬貨の貯金」です
500円玉貯金を行なっていた時には無駄な出費が減っていたような気になっていました
実際には現金使用の習慣から現金使用のシーンが残ってしまったり、入金の手間も必然的に残るためトータルで見るとやはり辞めてよかったと実感しています
どうしても電子マネーが使えない店を利用する場合には毎月の支出のデータを取って必要な現金のみを毎月一回引き出すようにすることで現金利用シーンも支出額も抑えることに成功しました
硬貨の貯金をするなら入金は窓口で50枚ずつ行う
最後に「それでも貯金箱で硬貨を集めるのが趣味でやめられない!」という人の解決策について紹介します
先にも説明しましたが、ATMでの硬貨の入金の場合には1枚から手数料が発生するのに対して窓口取引の場合、サービス改定後も同時に複数件の取引を避ければ50枚までの取引は無料で行うことが可能です
ただし、既に大量に硬貨がある人にとっては何回も窓口での取引を行うことも大変ですので
ぜひ1月17日前に一度手数料がかからない期間で入金してみることをお勧めします
まとめ
最後にまとめです
今回の記事では2022年1月17日からゆうちょ銀行の現金取扱のサービスに関する料金新設・改定について重要なポイントをピックアップして紹介しました
改定項目については以下の通りです
具体的な料金体系は記事の中で詳細を説明しています
なお、こちらの改定を受けて私の考える対応策として挙げた5選は次の通りです
結論から述べると
ゆうちょ銀行はメインの銀行とせず、手数料を最小限とするためにネット銀行やキャッシュレス決済に切り替えることをお勧めしています
これまでキャッシュレス決済を始められていなかった人も今回の改定内容を理解した上で行動できるキッカケになれば嬉しく思います
今回も記事を読んでいただきありがとうございました